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日本参入時のチーム結成のためトップ・タレントを引き付けるには

Audible社について

Audible社は、オーディオブック、ラジオやTV番組、オーディオ版の新聞・雑誌を提供する、世界最大のデジタル・オーディオブック制作販売会社です。 Audible社のセールスポイント(USP: Unique Selling Proposition)は、プロの声優、セレブリティ、時には著者に書籍を朗読させることもあります。AmazonAudible2008年に買収し、完全子会社にしました。 

2014年にAudible社にとって次の市場とされていたのが日本でした。事業担当副社長であるWill Lopes氏には、日本でのチーム組成とAudible製品の発売に関する事業計画がありました。買収による投資、他市場での成功例、そしてAmazonからの強力な送客というAudibleは日本市場に浸透する強力なチャンスを確信していました。

日本には大勢の通勤する人々がいますから、Audible にとっても新しい視聴者を獲得するチャンスでした。Lopes氏は、チームをつくり推進する現場責任者を探していました。

採用での課題と解決策

Amazon Japan2000年に日本に参入し、消費者からの支持を基盤とした理想的なブランドをつくりあげました。一方で、求職者の間ではAmazonの高い離職率は有名で、その評判は交錯しています。

この結果、Amazonおよびその関連会社にとっては候補者選定は難しくなっています。Audible社がAmazonの子会社であることを伝えた途端、候補者の多くは慎重になり、機会を見送る候補者までいました。即座に当社はAmazonとの関連を強調しないようにしました。

Audible社の企業文化は、リーン、データ・ドリブン、業績重視であり、Amazonに似通っています。しかし、Audible社のオフィスのほとんどはAmazon社外にありますし、世界的な存在感は非常に小さなものです。企業文化は分離されたものであるといって差し支えないのです。

そこで、当社はその実態に合わせAudible社はAmazonとは分離されたビジネスであり、十分資金があるスタートアップビジネスをゼロから成長させるチャンスであるとして紹介しました。この文脈では、すぐに人材を引き付けることができました。 

候補者出番を待つ 

候補者の数名をスクリーングするため、Will Lopes氏、そして弊社のHRパートナーMichiko Takahashiは緊密に連携しました。すぐに、エンターテイメント業界で経験を積んだ、MBAを所有するチームリーダーとしては完璧と思われる候補者を発見しました。しかし残念ながら、主にキャリアや目標に関係した理由から、その候補者はAudible社のオファーを辞退しました。 

ほかにもGoogleで働いている候補者もいました。 しかしGoogleを去るよう説得することなどできるのでしょうか?

その答えは簡単でした。Googleの米国本社では製品を開発していますが、Google Japanは主に販売組織でしかなく、広告の販売とサポートが主な任務となります。組織内で高い地位を得られない限り(アジア全域のディレクターでもない限りにおいては)、ビジネスユニットの損益の全責任を負うことはまずありません。Audible社では、完全な損益責任を持つ地域責任者となり、製品をローカライズし、新製品を制作するチャンスを提供していました。そう言われたら、誰だってキャリアの観点からは心を引かれます。その候補者は同意し、 Audible社は現場責任者を獲得しました。

重要なポイント 

弊社のアプローチは、次のような理由で効果的でした。

第一に、スクリーニング済みで同社に興味を持つ複数の優秀な候補者が、全プロセスで存在していました。

第二に、関連企業(この場合Amazon)の市場でのネガティブな認知を考慮し、関連を強調しないようアプローチ方法を調整しました。 

第三に、損益責任を持つという、マネージャーの成長にとって欠かせない要素をもとにとした個人の成長可能性ストーリー(トップ候補者が注目する重要な側面)を活用して説得の道筋を描き、トップ候補をGoogleでの快適な地位を捨てるよう説得したのです。

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